[レビュー]PixelBuds A-Series

4.5
PixelBuds A-Series PC/デジモノ

年末期限のGoogleStoreクーポン消化のため、PixelBuds A-Seriesを購入しました。

長らく愛用してきたAnkerのLibertyNeo2がかなりヘタってきたのでその置きかえという意味もありますし、なによりProにはないイヤーウィングレットがどの程度安定感に寄与するのか気になっていたというのもあります。

どちらの機種もGoogleStore等で値下げセールがされていますので、気になっている方も多いと思います。そういった方の参考になれば幸いです。

本記事はGoogleからの貸し出し・提供による記事ではなく自腹レビューです。ただし、購入にあたって過去のGoogleStoreでの自腹のお買い物でいただいたストアクレジットや自腹購入に付随するクーポン等を利用しています。

前提条件

PixelBuds購入時の記事では以下のように記載しています。
音質はどうでもいいPixelBudsProレビュー
音質のことはよくわからないので、PixelBudsProの使い勝手や装着感などについてレビューします。
正直音楽・音質については全くの無頓着な人間です。有線式イヤフォンであれば3000円以上、無線式であれば5000円以上のモノの違いはわかりません。
基本的に音痴であることには変わりないのですが、PixelBudsProを使い始めてからはコレちょっと音いいんじゃないの?と思い始めた部分もありますので、今回は手持ちのワイヤレスイヤフォンと音質も含めて比較してみたいと思います。
ただし、やはり個人的な最大の注目点は装着感・安定感であることに変わりはありませんのでご了承ください。
2023/12/23現在、GoogleStore以外のアマゾンやヨドバシ等でもほぼ同じセール価格にて販売されています。上記アマゾンリンクからお買い上げの際は、出品者がAmazonであるかよく確認しましょう。

ケース外観

PixelBuds A-Series

まず、ケース外観についてはほぼ同じです。左がA-Series,右がProです。若干Proの方が大きいですが、本当にごくわずかなので持ち運び云々で比較する程度の差ではありません。

A-Series,Proそれぞれ各色販売されていますがケースカラーは全て同じ(白)です。ケース内部は黒で、この部分がふたを閉じたときのアクセントになっています。このケースアクセント部のカラーはA-Seriesの場合はモデル色によって異なり、Proの場合は全て黒となっています。今回、私はCharcoalのA-Seriesを選択しましたので、ケースのアクセントカラーは黒でした。

A-Seriesはテカテカのtheプラスチックな黒、Proはマットな仕上げで高級感がありますが購入前も後もそうそう気になるポイントでもないかと思います。

PixelBuds A-Series

なお、先に購入していたProの方はそのまま鞄に放り込んでいたのですが、真っ白なこともあって結構残念な汚れがついてしまいました。ケースの使用をお勧めします。

本体外観と装着感

PixelBuds A-Series

A-Seriesの特徴は、なんといってもイヤーウィングレット(といっていいのかわかりませんが、以後この呼び名で統一します)ですね。外耳に引っかかることで安定感を増してくれます。

Proは豆型といった感じでしょうか。Proの方が耳からの飛び出しが多そうに見えますが、実際に装着すると大体同じぐらいで、極端に耳から飛び出すといったことはありません。寝ながら使っても問題ないです。

PixelBuds A-Series

PixelBudsに共通して言えることですが、外耳のへこみの下側に引っ掛ける(埋め込む?)ようなイメージで装着します。これはBudsProでもそうですし、A-Seriesのイヤーウィングレットも同様です。

一方、私がこれまで長らく愛用してきたAnkerのSoundCoreLibertyNeo2やSoundPeatsのTrueFree2は外耳のへこみ全体に突っ張るような形でイヤフォンを固定するようなイメージです。

どちらが良い悪いというのではなく好き嫌いの範疇です。

  • PixelBudsのような方式だと耳が痛くなりにくい一方、安定感に欠ける
  • LibertyNeo2のような方式だと安定感は高いが、長時間使用すると耳が痛くなる場合がある

どちら(どれ)がよいかは人によるとは思いますが、A-Seriesは軽い装着感と、安定感をバランスよく実現していると思います。Proにもこのイヤーウィングレットが欲しかったとつくづく思います。

音質

これについては繰り返し述べているように、私自身が音痴で音の違いが判らん人間であるのであくまでも印象、妄想の類だと思って読んでいただければと思います。聞き比べたのは以下の5機種です。

  • Google PixelBuds Pro
  • Google PixelBuds A-Series
  • Anker Soundcore LibertyNeo2
  • Anker Soundcore Life A2 NC
  • SoundPeats Truefree 2

全てアプリ等によるイコライザはオフ、ノイズキャンセリング機能搭載機種についてはOFFの状態で適当な楽曲(J-POP)を聞き比べました。

で、わかったことはただ一つ。サ行を安心して聴けるか否か、です。やはり高価格帯の以下の3機種についてはサ行の摩擦音が安定してきれいに聞こえます。

  • Google PixelBuds Pro
  • Google PixelBuds A-Series
  • Anker Soundcore Life A2 NC

一方、価格的にワンランク安い以下2機種についてはサ行の摩擦音が気になります。

  • Anker Soundcore LibertyNeo2
  • SoundPeats Truefree 2

もちろん摩擦音以外にも微妙な音の違いは感じるのですが言葉で表現できるほどの違いは感じませんし、どのイヤフォンも総じて満足のいく音ですし、多少サ行の摩擦音が良く聞こえないからといってその曲の価値が下がるわけでもありません。

それを言い出すとこのレビューの意味がなくなる。

お勧めか否か

PixelBuds A-SeriesはANCがないのに1万円越え、という最近の基準からするとコスパが悪めな製品に見えます。しかし、装着感の軽さと安定感、音質が絶妙なバランスで仕上がっているという印象です。特にワイヤレスイヤフォンは耳から落ちちゃうから苦手、という人にはお勧めです。ヨドバシなどでは実際に装着させてくれる店舗もありますので、そこでためしてみるのもよいですね。(展示してあるけどただのモックアップで、机に接着されてるパターンもある)
ついでなので今回試した残りの4機種についてのお勧めについても書いておきますので参考になさってください。

Google PixelBuds Pro

ノイズキャンセリングの性能と、マルチポイント接続の利便性が欲しいならお勧めします。ただ、やはり価格が高いので、(特にセール時以外は)お勧めはしません。A-Seriesのようなイヤーウィングがあれば評価はもっと高かったんですけどネ。

Google Pixel Buds Pro Charcoal GA03201-JP 小

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17,800円(07/27 05:54時点)
Amazonの情報を掲載しています

Anker Soundcore LibertyNeo2

音質に大きなこだわりがなく、コスト優先であれば一番のお勧めです。耳からの落下事故もほぼありません。

と思っていたら終売なんでしょうか。2023/12/23現在、公式ショップからの出品がないようです。ただ、BICCAMERAなどではまだ販売中のようですので、そちらを探してもよいかもしれません。

追記:BICCAMERAの関東圏最後の在庫は私が確保してしまいました。が、Ankerの公式ネットショップにはまだ在庫アリのようです。

Soundcore Liberty Neo 2|完全ワイヤレスイヤホンの製品情報
Soundcore Liberty Neo 2ならAnker(アンカー)公式オンラインストア。⼈気モデル「Soundcore Liberty Neo」のコンパクトなデザインはそのままに、新たにSoundcoreアプリに対応し高音から低音まで...

再追記:2023/12/26現在、アマゾンにてAnkerDirectが販売しているようです。生産終了という公式アナウンスもありませんし(BICCAMERAは生産終了との表記になっている)、ご購入の際は出品者をよく確認してください。最近イヤフォンを買いまくっている私ですら追加で在庫確保に走るぐらいお勧めのイヤフォンです

Anker Soundcore Life A2 NC

大きさと耳からの飛び出しが大きい割にイヤーウィングレットが弱いので役に立たちません。安定感が悪いです。すでに生産終了品でもあるので積極的にお勧めする材料が見当たりません。

SoundPeats Truefree 2

LibertyNeo2と同様にコスト優先であれば2番目にお勧めします。2番目、なのはイヤーウィングの形状的に長時間つけていると耳が痛くなりやすいからですね。あと、Anker製品に比べてイヤーウィング自体の固定が強めなのは好ポイント(Ankerのイヤーウィングはそれ自体の位置が緩みがち)

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