アルミかカーボンか
ここ数年で激安の中国系メーカーのカーボン三脚が出回っています。いわゆる老舗メーカーや国内の有名メーカのラインナップでは、アルミ脚は低グレード品か高級グレード品のどちらかしかないため、実質的にカーボン三脚一択の状況であると思います。現状ではわざわざアルミ三脚を選ぶ理由はありません。
重い方が良いからカーボンなんかダメって言ってる人も昔はいましたが(間違いではありませんが)、選択肢や強度、重さを考えるとカーボン脚の方が良いです。
概ね1万円~4万円以下でしっかりした三脚が手に入ります!
激安カーボンのデメリットは?
スペック表で大事なポイントは?
- 最大径φ25mm:コンデジなら問題ありません。トラベル用などと割り切るのであれば一眼レフでも行けます。ただ、望遠レンズや長時間露光をメインの使用用途にするのはお勧めできません。
- 最大径φ29mm:レフ機、ミラーレス機で使うなら標準的なサイズです。バランスが良いラインなので、迷っているならこのサイズから選ぶとよいです。
- 最大径φ32mm:しっかりしてくるので、望遠レンズや天体写真での使用を考えているならこのサイズがオススメです。
- 最大径φ36,40mm:このサイズはかなり大型なので、明確な意図がない限りは選ばない方が良いです。望遠鏡も載せられるサイズです。
1本だけ選ぶとすれば最大径φ29mmのものがバランスが良くてお勧めです。
数字だけではわからない、という場合はヨドバシカメラなどの店頭で確認するのをお勧めします。三脚が大量に展示されている量販店ではVelbon,SLIK,Leofotoといった有名メーカーの物しか取り扱っていないことが多いですが最大径が同じなら強度も似たようなものです。国内メーカーだから小さくても強度が高いということはありません。カーボンパイプはどの三脚もほぼ東レ製です。
次に見るべきポイントは?
縮長と最大高に注目してください。縮長は三脚を一番短くしたときの長さで、最大高は三脚を全部伸ばして使用したときの地面からの高さです。
縮長は可搬性に影響します。車で移動するならば正直何でもよいのですが、飛行機などの場合には持ち込めるサイズに制限があるのでこのあたりはよく確認してください。
最大高さについては商品ページのスペックを見るときに特に注意が必要です。センターポールが付属している三脚はセンターポールも使用して最大まで伸ばした時の高さを表示していることが多いからです。商品ページの絵や説明をよく確認しないと間違えます。本記事末尾に示した表の最大高はセンターポール無しの場合の高さで統一しています。
カメラを取り付けて使用する場合には雲台の高さ+カメラの高さとなります。最大高が1.5mを超える三脚は結構巨大に見えます。
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