定番オシロスコープをバッテリー内蔵改造

マイコン/Arduino

Amazonで販売されている格安のオシロスコープを使っていますが、電源接続が必要でちょこっと使いたいときに不便でした。

何かの折に分解したところ内部に結構なスペースがあることがわかったのでバッテリーと必要なモジュールを格納してみました。

改造したオシロスコープ

激安のオシロスコープとして定番の商品ですね。以前に比べて値上がりしていますが、それでもこの価格でオシロスコープが手に入るのはありがたいです。

その他に必要なもの

バッテリー

一番肝心なもの。縦横高さの寸法が重要です。もっと大きなものもありますが、筐体に収めるには1150mAhのものが最大容量です。

充電モジュール

リポバッテリーを使うなら必須です。定番のTP4056モジュールです。

昇圧型DCDCコンバーター

このオシロスコープは9V駆動なので、リポバッテリーの3.7Vから昇圧する必要があります。これも既存のモジュール(MT3608)を使用します。

XHコネクタ

はんだ付けしてしまうなら不要です。また、このコネクタを使用するなら圧着工具も必要になります。正直圧着工具は高いのでこのためだけに買うのはお勧めしません。

改造方法

4隅のねじを外せば簡単にカバーが外せます。

基板を2枚におろしてください。コネクターで接続されているだけなので、引っ張れば簡単に抜けます。

部品に関しては、以下のように配置すればOKです。基本的にすべて両面テープで筐体に固定しています。DCDCコンバーターの出力は半固定抵抗を回して9Vにセットするのを忘れないようにしてください。

念のためカプトンテープかなにかで絶縁しておいた方良いです。

側面に充電用のUSBコネクタに合わせて穴をあけます。

USBコネクタ穴を追加工

2枚に分けていた基板を接続した後、上側の基板にあるコネクタに電源ラインを接続してください。

これで完了です。試してみたところ満充電から数時間以上使用できたのでちょっと使うには十分ですね。USB電源を接続しておけば使い続けることも可能です。

まとめ

小容量でもバッテリーが内蔵されていると取り回しがよくなり、とても便利です。

改造もさほど難しくないので是非試してみてください。

 

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