Keychronのパンタグラフ式キーボード、B2proを購入したのでその簡単なレビューのようなものをお届けします。
Keychronとは?
Keychronは比較的新しいキーボード/マウスメーカーで、メカニカルキーボードを中心に数多くのラインナップを有しています。
キーボードのカスタマイズに対応していることが最大の特徴で、任意のキーを別のキーに割り当てたり、レイヤーやマクロを設定することも可能です。
しかもこれらの設定はキーボード本体に記憶されるため、いちいち使用するパソコンごとに専用の制御ソフトをインストールする必要がないこともわかっているなあという感じです。
この辺はロジクールも見習ってほしいです。
今回購入したKeychron B2Proはパンタグラフ式であるBシリーズで、75%配列(いわゆるノートパソコン配列)のB1Pro、フルサイズのB6Proに続く3つ目のモデルです。
2025.10現在、アマゾンではUS配列、JIS配列(かな文字なし)の2つのバリエーションから選択可能で、それぞれスペースグレーとホワイトのカラバリがあります。私が選んだのはJIS配列のスペースグレーです。
【国内正規品】KeychronB2 Pro 超薄型96% Bluetooth/2.4GHzワイヤレス キーボード(テンキー付き) JISレイ...
B2Proは75%配列にテンキーを追加したタイプで96%配列、コンパクトフルサイズと呼ばれるタイプです。
普段は75%配列のMX KEYS MINIを使用していますが、仕事など数値のデータ入力が多く発生する場合にはテンキーありのキーボードを使用してます。
これまではiCleverのキーボードを使っていましたが、数年使用して故障してしまいました。iCleverのキーボードは悪くなかったのですが、Insキーが独立したキーになっていない点で少々不満があり、その代替えとしてちょうど発売されたばかりのB2PROを購入しました。
iClever キーボード ワイヤレスキーボード 無線 キーボード ワイヤレス USB充電式 JIS基準 日本語配列 薄型...
本当はMX KEYS MINIの系列で96%配列のものがあれば迷わずそれにしたのですが、出る気配がないのでKeychronのB2Proを選んだというわけです。
LogicoolのK580も候補に上がっていたのですが、無駄なスマホスタンドがついていたり、最下段のキーを欲張りすぎてスペースキーや矢印キーが圧迫されているのがちょっと気に食わなかったのです。
Logicool(ロジクール) 静音 Bluetooth ワイヤレスキーボード K580GR グラファイト 超薄型 小型 Unifying 薄...
不安
B2Proは発売されたばかりとあってネット上のレビューはほとんどありません。同じシリーズのB1ProやB6Proのレビューを確認しましたが、高速で打ち込んだ場合にキーのうち漏らしが高頻度で発生するという報告が多く上がっていました。ひとつわかりやすい例をあげると、
左SHIFT+H→O→Uなどの場合に最後のUが入力されない
などというものです。ゆっくり打てば大丈夫だが、素早く入力するとダメとかいろいろと検証がされています。



私はキー入力が早いほうではないのですが、こういった基本的なところでの不具合(癖)に当たってしまうとストレスが爆発してしまうので少しためらっていましたが、ごく最近(2025/8頃?)のアップデートで改善されたとの情報もあったので最新の機種では治っているだろうと踏んで購入に踏み切りました。
どうだったか
結論から言えば上記のようなキーのうち漏らしは私の環境では発生していません。
左シフトを押しながらHOUと入力しても問題なく拾ってくれますし、普段は打てないようなスピードで連打してみても問題ありませんでした。
B1Proは所有していないので、ファームウェアの改良による結果なのか、B2ProではHW的に改良されているのか、私の打ち方の癖とバッティングしなかっただけなのかはわかりません。
ただ、メーカー公式としてもNKRO(Nキーロールオーバー)には非対応としているので、ゲームなどで同時押しを要求するような用途でしたら避けるのが無難と思われます。
(KEYCHRONに限らずパンタグラフ式のキーボードはNKRO非対応のものが多いようです)

上記サイトで確認しましたが、B2Proの場合、キーの組み合わせにより6キーの同時入力ができる組み合わせもあれば、2キーまでの同時押しにしか反応しない組み合わせもありました。
この辺りはキーボードHWのマトリックスとファームウェアによるものだと思います。
その他
購入前に最大の懸念であったキーのうち漏らしの問題は少なくとも自分の使用環境では問題ないということがわかりました。
次に、期待していたキー配列のカスタマイズですが、WEBアプリから簡単に可能です。
会社のPCなどアプリのインストールが自由にできない環境もあるのでWEBアプリでできてしまうのは素晴らしいです。
繰り返しになりますが、カスタマイズ設定はキーボード本体に記録されるので、一度設定してしまえばPCを変えてもその設定をそのまま使用できます。
とはいってもあまり極端にカスタマイズしすぎてしまうと他のキーボードが使えなくなってしまうのでDEL、INSキーあたりを少しいじったぐらいです。このあたりはお好みでしょうか。このキーボードに沼ってしまう覚悟があるならゴリゴリにカスタマイズするのもありだと思います。
総評
総評としては星4といったところです。
心配していたキーのうち漏らしは問題なさそうですし、多少気に食わない配列も自由にカスタマイズが可能です。
お値段が違うのでMX KEYS MINIのような剛性感や打鍵感には及ばないですが実用上は問題ないです。ただ、MX KEYS MINIを使った時のような気持ちよさはないので星-1としました。
以上です。
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