この1週間ぐらいで急に値下がりしていたマイクロフォーサーズ用マクロレンズを購入しました。たまっていたポイントもあって持ち出し3000円ほどで購入しました。
さらに安いOLYMPUSの30mmF3.5とも迷ったのですが、見た目が好みだったことと、レンズISや240FPS対応の高速AFが決め手でした。手振れ補正を内蔵していないGF1で使う可能性も十分にありますからね。
また、6月に発表になったNikon Z用の50mmも気になったのですが値段が倍以上になることと前群繰り出し式ということでAF速度にあまり期待ができないので今回はパスしました。
パナソニック 単焦点 マクロレンズ マイクロフォーサーズ用 ルミックス G MACRO 30mm/ F2.8 ASPH. / MEGA O...
LUMIX G MACRO 30mm / F2.8
質感等々
サイズ的にはLumix G 25mmF1.7を長くした感じです。全体的なイメージとしては統一感があって良いです。これは好みの問題ですが、OLYMPUSはゴテゴテした意匠になっているレンズが多いですがパナはすっきり路線ですね。
25mmF1.7と違って鏡筒が金属製なので質感は上々、フォーカスリングも非常にスムーズです。
このあたりはSUMMILUX 15mmF1.7と同じような感じで非常に好印象です。きちんと作ってある単焦点レンズは大好物です。
25mmF1.7のフォーカスリングもまあまあスムーズなのですがところどころジャリジャリ感があるんですよね。実用的には何も問題ないんですが。
AF
これは文句なしです。位相差方式ではないのにパナソニックのAFはかなり優秀です。無限遠から最至近までの移動もほぼ迷いません。
大ボケからだと位相差方式でも迷うことが多いのにどんな制御になっているんでしょうね。この制御に位相差AFが付いたら鬼に金棒なのではないでしょうか?
フォーカスブリージングもほぼ気になりません。
(SONYのレンズなど信じられないぐらいフォーカスブリージング起こすものがあります。お店で触って衝撃を受けたのは内緒です。この辺はパナとかニコンは優秀です。)
残念なのはフォーカスリミッターやISのスイッチがないことぐらいでしょうか。
マクロリングライト自作
マクロ撮影においては何を撮っても悩まされるのが光量不足です。
手振れ補正がついているとはいえ、ISO感度を際限なく上げるわけにもいきませんし、シャッタースピードが遅くなれば動きものであれば被写体ブレはどうしようもありません。また、マクロ撮影ではワーキングディスタンスが短くなる関係上、カメラ自身の陰になってしまう場合もあります。
こういう時のためにリングライトなるものが販売されていてアマゾンなどでも結構安く売られています。こういった物を買えば済む話ですが、システムが小さいマイクロフォーサーズで使うには少し大げさになってしまうので別のものを使って自作(改造)してみました。
用意するもの
必要なものは以下2点で合わせて2000円程度です。
リングライトはいろいろなサイズが売られていますが、今回はマイクロフォーサーズ用の小さなレンズに合うサイズで選んでみました。リング内径の関係上、58mmあたりよりも大きなフィルター径のレンズではケラレが出るかもしれません。その場合はもっと大きいものを選んでください。
また、このリングライトはバッテリー内蔵式(USB充電)なので、電力線の引き回しは不要です。
2つ目のアダプターリングはステップアップリングの類でもよいのですが、後から接着するので平面部が大きくとれるものがよいです。また、大きめの径を選んでおいてステップアップリングと併用してもよいのですが、ワーキングディスタンスが詰まることになるので使用しない方がよいと思います。
リングライトのクリップ部を壊す
今回使用するリングライトはカメラ用ではなく、スマホなどに挟んでつかうものなのでクリップが付いています。これを壊します。
クリップと本体は金属製の軸を支点に固定されているので、側面から細い棒を叩き込めば簡単に外れます。この軸を外せばバネと一緒にクリップ部が外れます。
アダプターリングを貼り付ける
リングライトとアダプターリングを接着するだけです。今回は簡単に両面テープを使いました。
磁石を使って脱着可能に・・・などと小賢しいことも考えましたが、特定のレンズでしか使わないのでシンプルにしました。接着剤でもよかったのですが、LEDがダメになった場合にアダプターリングを再利用したいので両面テープを使用しました。
まとめ
十分な明るさが確保できない室内でも、リングライトを使えば十分なシャッタースピードを稼げます。
小さなライトでしかもバッテリー内蔵式のものを選んでいるので、日中に外で使用するような用途には向きません。そういう用途ならカメラ用の大光量の専用品を選んだ方が幸せになれると思います。
家の中、机の上など光量が十分に確保できない場所で気軽に使うのにちょうどよい明るさ・サイズ感といったところです。
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