星空の写真を撮るとき、どのようにピント合わせをしていますか?
最近はミラーレスでの撮影が多いので、明るい星を拡大表示してピントを合わせています。手ごろな星がない場合は遠くの街灯や家屋の明かりを使う場合もあります。
フィルムカメラやマニュアルフォーカスレンズが主流だったころはピントリングを突き当りまで回せば無限遠がでるものが多く、苦労はしませんでした。しかし、近年のレンズは所謂オーバーインフが当たり前で、突き当りでの無限遠はできなくなっています。また、そもそもバイワイヤー制御のために距離指標自体がないものも当たり前になってきています。
個人的にはそもそも無限遠指標は信じていませんし、無限遠が出ない方が1万倍罪が重いと考えているのでこの点については近年の流れに迎合的です。
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問題点
解決法
今回は副尺付きのメモリをつくって自分専用の指標を作ります。より正確な指標とするために副尺を使います。
作り方
ごく単純で、キングジムのテプラやCASIOのNAMELANDを使用して、銀色テープに黒字で等間隔の縦線を印刷するだけです。副尺は主尺に対して90%のサイズで作ります。
キングジムの製品ですがもちろんテプラでも使えますし、他のDIYで紙を切るときにも使えます。
レンズに貼り付けたのが下の図です。副尺は主尺の90%のサイズで作りましたので、副尺10メモリに主尺9メモリが対応しています。そして、副尺と主尺のラインが重なる位置を読み取ることで主尺の1/10まで読み取ることができます。
詳細についてはWEB等を参照してみてください。ノギスの使い方、ノギスの読み方、等で検索すればわかりやすい解説サイトが山ほどあります。
例1)副尺の左端が主尺の0~1の間にあり、縮尺と副尺が一致しているのは副尺の”6″ですから読み取り値は0.6となります。
例2)副尺の左端が主尺の0~1の間にあり、縮尺と副尺が一致しているのは副尺の”2″ですから読み取り値は0.2となります。
まとめ
いかがだったでしょうか。テプラやNAMELANDがあれば比較的簡単に正確な指標がつくれることがわかりましたね。テープライターがない場合はレーザープリンター用の銀色シートを使う手もあります。
いずれにせよ、これで前もって自分のレンズのピント位置を割り出して置き実際の撮影現場では慌てないようにしたいものです。
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