先日Amazonでずいぶん安かったので買ってみたChromebook ASUS C423NAですが、しばらく使ってみたのでそのレビューと分解した様子を紹介します。
キーボードが取り外せたりするものもありますが、こういうのはキーボード命だと思うので通常のクラムシェルタイプがおすすめです。(キーボードを外して使いたいなら普通のタブレットの方がいいと思います。)
C423NAの良いところ
- 液晶
-フルHDで余裕の作業スペース。14インチクラスのChromebookではHD液晶の物も多いので注意
-TN液晶だけどきれい。視野角もそんなに悪くないしテキストベースの作業なら全く問題なし。 - キーボード
-余裕のキーピッチ、無理のないレイアウト。 - サイズ感
-高級モバイルPCと比べれば重い(1.2kg)けれど薄くて持ち運びしにくいことはない。 - 余裕のポート類
-左右にUSB-Cが1つづつ、両側とも充電対応
-USB-Aも左右に1つづつ。
-microSDスロット、イヤフォン端子あり。
とりあえずこれだけあれば不自由しません。特に左右どちらでも充電できるのは大きいです。 - LINUXが動く
-ちゃんとうごきます。そしてLINUXアプリがネイティブアプリのように使えます。LINUX上でインストールしたEMACSをCHROMEアプリのように起動して使えたり、ネットワーク上のRaspberrypiにSSHでログインして遊んだりとフロントエンド端末として非常に優秀です。 - 質感が良い
-天板はアルミで質感良し。大きさの割に薄いこともあってなかなかスタイリッシュです。
本体側はプラスティックですが縁がダイヤモンドカットデザインになっているしお値段以上の見た目です。
C423NAの悪いところ
- 言うほどサクサク動作ではない
-celeronでもサクサク動く!みたいな主張もあるけどやっぱりワンテンポ遅れます。
特にyoutubeなどのメディア再生時はもたつく感じ。(全画面表示⇔標準表示などの切替時)
とはいえ、同スペックでWindowsでは使い物にならないレベルになるのでそれと比べたら雲泥の差。ちなみに、Corei5の古いノートPCにCloudReadyを入れて遊んでいましたが、そちらではサクサクなのでChromeOSの問題ではなさそう。
なお、テキストベースの作業なら何ら問題なし。 - USB-Cからの給電非対応?
-USB-C対応のモバイルディスプレイに接続したところうんともすんとも言わず。
ただし、モバイルディスプレイ側に別途電源を接続すれば問題なく使えます。なにか設定のしかたがあるのかわかりませんが、ケーブル一本で外部ディスプレイをつなぐ、というのはできなさそうです。
分解してみる。
ドンキPCのように実はM.2スロットがあるとかいうのを期待して分解してみました。
分解は簡単です。まず、裏面の見えているネジを全部外します。
1箇所だけゴム足の裏に隠しネジがあるので注意。
底蓋は軽く爪で引っかかっているので薄いカードか何かをつかって剥がしていけばOK。難易度は低め。無理くり剥がしても多分大丈夫。(microSDカードは抜いておくこと!)
中身は・・・
底蓋を剥がした結果がこちら。残念ながらM.2スロットなどはありません。もちろんメモリ交換増設用のスロットもありません。全ての部品がオンボードですね。
ちなみに、eMMCはSandisk製、DRAMはSEC(Samusung)が乗ってました。
まとめ
SSDを増設できないが夢見ていましたが予想通りだめでした。
購入前は少し大きいかなともおもっていましたが、高解像度なディスプレイと余裕のあるキーボードが相まって実用性が非常に高いです。アレコレやらせるようなものじゃないし、お金があるならMacbook買ったほうが良いですが、この価格でこの実用性ならば悪くないです。
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