M905、MX Anywhere2,2SとLogicoolの最上位コンパクトモデルのマウスを愛用してきました。で、今回セールで安くなっていたMX Anywhere3Sを購入しました。
このマウスの良いところは散々語られていますし、腐っても1万円越えの高額品ですので基本的な部分で不満はありません。とても良いものです。
が、キーボードレビューでも書いてきたのですが、Logicoolの入力機器は専用ソフトLogiOptions+をインストールして使用することが前提となっている場合があります。
会社のPCなのでセキュリティ上ソフトが自由に入れられなかったり、Linux向けにはLogiOptions+が提供されていなかったりします。
そこで、LogiOptions+を入れない場合にマウスのカスタマイズ設定がどのようになっているのか確認してみました。
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ペアリングについて
MX Anywhere3SはBluetoothとLogiboltの2種類の接続方法に対応しています。Bluetooth接続の場合はOSの標準機能でペアリングを行えばよいのです。一方、Logiboltで接続する場合にはLogiOptions+をインストールするように案内されています。
これについては過去の記事でも書いた通り、ペアリングだけであればLogiOptions+のインストールは不要で、WEBブラウザから設定が可能です。
各種カスタマイズについて
MXAnywhere3Sは前機種2Sと比べてもカスタマイズ項目が増えています。
最も大きな違いはMagspeedスクロールホイールです。2Sまではマウスホイールのクリック感のアリ/ナシをホイールの押し込みで機械的に切り替える方式でした。これが3からは電磁的にホイール回転の具合を調整できるようになっています。
この他にも、前機種から引き続きマウスジェスチャーの割り当てなどもカスタマイズできます。
で、早速ですが問題はLogiOptions+をインストールしていない場合のこれらの設定がどうなるかという問題です。
デフォルトの設定
結論から言えば、LogiOptions+がインストールされていない環境ではデフォルトの設定が適用されます。
・マウス側面のボタンは進む/戻る
・ホイール押し込みは中央クリック(ミドルボタン)
・ホイール手前ボタンはホイールクリックアリ/ナシ切替
・側面ボタン+ホイールで水平スクロール
つまり、マウスのハードウェア側にボタン類の設定が保存されるということはないようです。
ただし、例外があってLogiOptions+で設定したマウスポインタの速度とホイールのクリック感の強さについてはハードウェア側に設定が保存されるようで、LogiOptions+がインストールされていないPCであってもLogiOptions+をインストールしたPCで設定した値が使われるようです。
複数の接続先で使う場合
複数の接続先で使う場合で、それぞれにLogiOptions+がインストールされている場合は切り替えのたびにそれぞれのPCで設定した内容が反映されます。
厳密には接続した瞬間は前の状態が残っているようですが、LogiOptions+がマウスを認識した瞬間に設定を切り替えているようです。
結論
LogiOptions+をインストールしないで使う場合、原則としてほとんどの設定をデフォルト状態で使うことになります。
ただし、ホイールのクリック感については、LogiOptions+をインストール済みの別のPCで設定しておけば、その設定のまま、LogiOptions+をインストールしていないPCで使うことができます。
ご参考まで。
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