星空を見に行ったり、星の写真を撮りに行ったりする時にはライトが必須ですよね。
特に、両手が自由に使えるヘッドライトは便利です。
今回は、ヘッドライトならこれを買っとけ!というBlackDiamondのヘッドライトを紹介します。
BlackDiamondとは?
アウトドアギアのメーカーです。クライミング用品など登山用品を製造していて、ヘッドライトもその1つです。私は、このメーカーをアウトドア好きの友人から教えてもらいました。
知る人ぞ知る、的なメーカーのようですね。
ヘッドライトに求めるもの
天体観測中に使用するライトは赤色がよいとされています。暗闇になれた目に優しい(暗順応を妨げない)という理由からですね(*)。
以前は赤セロファンなどをライトに貼って色を調整するというのが定番でした。しかし、やってみると意外と難しいです。思ったほど赤くならないんですよね。豆電球を使っていた頃はまだよかったのですが、最近の白色LEDの場合は染まりづらい印象です。
こういった場合、最初から赤色LEDが搭載されているヘッドライトを選べば良いです。Amazonなどで検索すればいくらでも出てくるのですが、これはちょっと要注意です。
安易に選んではいけない理由
多くのヘッドライトが天体観測では非常に使いにくいです。
天体観測の場合、手元を確認するためにほんの少しの間だけ点灯してまた消す、という使い方が中心になります。機材のセットアップと撤収の時以外はライトをつけっぱなしにすることはまずありませんし、ある程度暗い方が使いやすいです。
一方、多くのヘッドライトは操作体系が次のようになっています。
この他にもフラッシュ発光などのモードがある場合もありますが、ボタンを押すごとにモードが切り替わり、最後にOFFになるという操作体系であることが多いです。
短時間赤色LEDだけを発光させたい、という場合も毎回LEDが全点灯してしまい、赤色LEDにするにはボタンを複数回押す必要があるのです。そして、LED全点灯はまぶしすぎてせっかく暗闇に慣れた目がリセットされてしまって台無しです。
BlackDiamondのヘッドライト
唯一無二の機能
BlackDiamondのヘッドライトを星空観望にオススメする理由は次の機能があるからです。
・ほぼ無段階で明るさ調整が可能
・前回点灯時の設定を記憶(白色/赤色、明るさ、点灯/点滅)
この2つの機能で天体観測時のヘッドライトに関するイライラが解消されます。操作系を簡単にまとめたものが次の図です。なお、わかりやすくするために省いている操作もありますのでご了承ください。
赤色点灯で使いたい明るさに設定しておけば[ボタンでON]、[手元を確認]、[ボタンOFF]という簡単な操作体系が実現できるんですね。
他のメーカーでこのような機能が搭載されているヘッドライトは見たことがありません。この製品なら同じ操作ができるよ、というものがあれば是非コメントをください。
デメリット
BlackDiamondのヘッドライトには1~3のボタンしか搭載されていないにもかかわらず高機能なので操作が少し複雑で、それを理解するのは少々厄介です。
また概ね価格が高く、1000円程度で売られている他のヘッドライトを見てしまうと躊躇してしまうような価格ではあります。
ライトラインナップ
ヘッドライトのラインナップが複雑でわかりにくいので、まとめました。表中のリンク先はアマゾンアフィリエイトを使用しています。
モデル | 明るさ | LED構成 | 電源 |
---|---|---|---|
スポットライト160 | 160lm | WLED1 | 単4x2 |
スポットライト200 | 200lm | WLED1 | 単4x2 |
スポット350 | 350lm | WLED2+RLED1 | 単4x3 |
スポット400 | 400lm | WLED2+RLED1 | 単4x3or専用BATT |
コズモ250 | 250lm | WLED2+RLED1 | 単4x3 |
コズモ300 | 300lm | WLED2+RLED1 | 単4x3 |
コズモ350 | 350lm | WLED1+RLED1 | 単4x3 |
アストロ175 | 175lm | WLED1 | 単4x3 |
アストロ300 | 300lm | WLED1 | 単4x3or専用BATT |
ストーム450 | 450lm | WLED2+RLED1 | 単4x3or専用BATT |
その他購入先
国内ではロストアローが代理店になっているようです。
そのロストアローのオンラインショップでアウトレットとして、いくつかのモデルがかなり安く販売されています。
まとめ
いかがだったでしょうか?BlackDiamondのヘッドライトは少し高価なのですが、星空観望の快適性が格段にあがります。是非参考になさってください。
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