お得な価格でフィルム現像!おすすめの写真現像所②~桜カメラでネガのデータ化~

カメラ/天文

今回はフィルム現像の格安のお店紹介その②です。

フィルム現像というタイトルですが、今回は現像済みフィルムをデータ化するだけのお話です。

 

 

忙しい人のための結論

  • フィルム1本220円+送料で600万画素のデータ化が可能
  • ネガ、ポジ、35mm、ブローニー、白黒可
  • 元のネガ(ポジ)を処分し、データだけ手元に残すには画質不十分な印象
  • とりあえず手元のネガをまとめて全部データ化するのはアリかも

 

街の写真屋さんデータ化料金の相場感

フィルムのデータ化といえばフジカラーCDですね。ただ、これは画素数が130万画素しかなく、1本あたり680円です。

また、カメラのキタムラで取り扱いのあるプロフォトDVDの場合、600万画素で基本料金550円+1シート1100円の合計1650円です。また、インデックスプリントは別料金で220円かかります。

フィルム代、現像料金ともに高騰しているところに、この上乗せ料金は厳しいですね。

お得な価格でフィルム現像!おすすめの写真現像所①~かめらのみなみや~
激安と話題の”かめらのみなみや”を利用してみましたので感想などを書き殴ってみました。

”桜カメラ”を使ってみた

使い方は非常に簡単です。

  1. 楽天市場から必要な数量をカートに入れて決済する
  2. 桜カメラから未現像フィルムを送付してくれ、とのメールが届く
  3. 未現像フィルムを先のメールに記載の住所に送る
  4. まつ
  5. とどく

楽天市場で注文

楽天アカウントを持っていて楽天市場で注文したことがある人であれば問題ないと思います。今回はデータ化のみを発注しましたが、現像のみ、現像+データ化、同時プリントなどなどいろいろと選べます。
必要なものを選び、必要な数量をカートに入れて決済するだけです。

フィルム1本(1シート)あたり220円と激安で600万画素スキャン、ネガポジ白黒/ブローニーまで何でもこのお値段です。ポジフィルムですでにマウントされている場合は別料金となるようなので注意してください。

注文画面で16base(600万画素)か4base(150万画素)か選べますが、16base一択ですね

また、先日紹介した”かめらのみなみや”とは違って返送料が520円かかりますのである程度まとめて出すのが良いと思います。フィルム6シート以上の場合はDVD書き込み、6シート以下の場合はCD書き込みを選ぶようです。DVDだから特に画質が良いとかそういうことは無いようです。(単純に容量の問題のようです)

桜カメラからの確認メール

正しく注文できれば、注文確定のメールとは別にフィルムの送付依頼のメールが届きます。このメールに送付先住所が記載されたメールが届きます。

現像済みフィルムの送付

未現像フィルムの送付で一番安いのは定形外郵便(100gまで140円)です。ただ、個人的にはクリックポスト(185円)での送付をお勧めします。クリックポストのメリットは

  • 切手を買う必要がない
  • 荷物の追跡サービスがある

の2点です。

クリックポスト – 日本郵便
全国一律185円。フリマアプリやオークションの商品配送に最適!

WEBサイト上で宛先の入力等を行い、作成された伝票を自分で印刷して荷物に貼り付け、ポストに投函するだけです。決済はyahooもしくはamazonのアカウントを利用してネット上で行うので切手などは必要ないわけですね。一度送付した住所を登録することもできるので頻繁に利用する場合はなお便利です。

ただ、注意点もあります。

  • 追跡はあるけど補償はない
  • どんなに近くても中1日かかる(普通郵便と同じ)
  • 厚みが3cm以下

レターパックライトという選択肢もあり

今回はレターパックライト(370円)を利用して現像済みフィルムを送付しました。

郵便局 | 日本郵便株式会社
レターパックは、A4サイズ・4kgまで全国一律料金で、信書も送れるサービスです。専用封筒に荷物を詰めるだけで、全国どこでも370円もしくは520円で送付可能。ポストにも投函できます。

クリックポストとの相違点は

  • 予め郵便局やコンビニで専用の封筒を購入しておく
  • 土日祝日も配達がある
  • 翌日に配達される(場合もある)

待つ

桜カメラのデータ化は少々時間がかかるようです。私が注文したときには3週間~1か月、という目安が表示されていました。

実際には6本注文して発送して、手元に戻ってくるまで2週間弱といった感じでした。

返送はレターパックプラスです。土日祝日も配達がある&対面での配達になるので安心感がありますね。

届く

届くのはこちらから送ったネガポジと、データの入ったDVD、シートごとのサムネイルインデックスの3点でした。これに加えてミニアルバムも同封されていましたが、これは常に入っているわけではなさそうです。

肝心の画質は?

百聞は一見に如かず、まずはデータをみてもらいましょう。

まず一つ目は35mmポジフィルム(たぶんコニカのSINBI)で撮影したものです。

3089×2048ピクセルの約600万画素です。都合上webpに変換されていますが、スキャンデータをほぼそのまま掲載しています。画素数的にはこれぐらいあれば問題ないと思うのですが、全体的にザラっとしていて元のデータからはそれなりの劣化が見られるイメージです。ポジフィルム上はそれなりに正しく見えるので、無理に持ち上げたりはしていないはずです。

次は6×6ブローニーのネガフィルムのデータです。

2048×2048の約400万画素です。元が正方フォーマットなのでこうなるのでしょう。ブローニーだからと言って画素数が大きくなるわけではないようです。

ラージフォーマットなカメラだけあって、元のネガをプリントしたものは非常になめらかでキレイなのですが、やはりザラザラ感がありますね。

総評

1シート当たり220円という破格のお値段で600万画素のデータ化というのは非常に魅力的です。
画質的には最近の超高画質なデジタルカメラの画像を見慣れているとちょっと不満が残るかもしれません。

ただ、ネガしか残っていない昔の画像を蘇らせたいとかいう用途であれば、数十本単位でまとめてデータ化を依頼するという使い方はアリではないかと思います。

デュプリケーター+マクロレンズで厳密に追い込めば自分でやったほうがきれいに仕上がるかもしれませんが、数をこなすはしんどいですからね。

特にネガの色合わせは結構難しいです。

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